01:10年
はじめましてハルコ。です。ミュオタ(ミュージカルオタク)です。たぶん。今もこれからもミュオタです。たぶん。が、何故かジャニオタにもなってました。どっちやねん。
そして2020年未曾有の危機が訪れました。コロナ禍で前半のの観劇やコンサートの予定が消えました。未だに劇場には出かけられてません。
ヒマになったのでかねてより憧れていたはてブなど書いてみようと思ったわけです。
最初の推しを持ってから10周年だしな!(あくまで個人的に)
私の推しは城田優さん・SixTONESの京本大我くん・Aぇ! group(関西ジャニーズJr.)の佐野晶哉くんの3人です。
「ミュオタちゃうやん!!単なるイケメン好きかよ!!」と言われれば「ハアそうですね(笑)」と答えるしかないんですが(実際フツー人の周囲の人からはよくいわれる)私も実は自分でもミュオタとしてはそんなにガチじゃないと思ってます。
そんな私が自分を舞台オタクと認識したのは2016年の事です。
遅!!!!!!!!
城田優のファンになってからでも6年過ぎてるよ(笑)
しかも友人に言われて初めて気がつきました。
単に親が舞台好きだったので、気がついたら劇場に連れられて行ってて好きな演目を繰り返し観てただけです。(威張って言うことじゃないですよねハイ)
しかもどちらかと言えばゆるい(?)四季オタの部類だったので推しを持たず、周りにオタ友もいませんでした。「自覚のないガチオタ」だったのだと思います。いやそれまでも何らかのオタクではあったのですが、舞台に於いては周囲にもっとオタ活に励んでいる人がいたので自分はそうでもないと思ってました。
でも私はきっと今までもこれからもミュオタでその観点でしか書けないし、その上で推しのことを書いていくので、あくまで個人的感想であり、認識や知識不足により各界隈には時に失礼な言い方で書くこともあるかもしれませんが、そこはどうぞ優しい目でご覧頂きたく存じます。ミュオタの手厳しさは誰でもない私が1番良く知ってる←ワシのことか
そしてこういうブログの例に漏れず果てしなく長いです。
この3人を推す共通点は何なのか何故この3人なのか、ずっと思い悩んできたけど最近は「違和感」ではないかと思い始めています。
いわゆるTheミュージカルを観たいなら四季を観れば済むことで、もちろん四季も組み合わせによる違いがあるのですが、「いつでも高品質の舞台を安定して供給する」を第一モットーに掲げる四季はそこまで大きな違和感は感じません。
エリザベートについても最初から書くと様々な思い出があるけどキリがないので割愛します。
城田優のファンになったのは2010年度版のトートでした。まさに9月だったのでちょうど10年になります。
これはもう衝撃すぎて混乱しかなかった。
宝塚のようでそれとは根本的に違う男性的な美しさと不動の威圧感。
確かに演技としては不完全だし技術も稚拙で、経験不足は否めない。しかし出てくるだけで空気が凍るのを感じたし、なんかレーザービームみたいな強い視線で射抜かれたら寒いのに体温上がるわ呼吸も止まるわ(止まった)今ならその時の感情を表現できる。墓が立った!!笑
だがその視線は(墓から起き上がった)私ではなく私の頭を突き通してずっと遠くを見てた。
これは面白い。「私を燃やす愛」で降りてきたその瞬間からワクワクする気持ちを止められなかった。
ミュオタの中で賛否両論が湧き起こるかもしれないと。(野次馬か)
何十年も定期的に同じ演目を繰り返し観ることに苦痛はないし、役は代替わりするし、演出だって変わるけれども、それはミュージカルという決まった枠の中で新陳代謝を繰り返す。
声楽出身の正統派では既に井上芳雄くんという次世代スターが存在していたけれども、ジャンルの違うところから来て大きなムーブメントを起こすんじゃないかと期待しました。
カルト的な人気を誇るエリザベートで弱冠24歳の最年少トート。ルドルフでもおかしくない年齢なのに、トート。これを更新することはおそらく当分ないでしょう。
この時を待っていた「私のトート」だった。
トートは概念だから歳を取らず永遠に美青年の姿をしているはず。(実は狂言回しのルキーニもシシィ暗殺の時は27歳なので舞台上のは概念なんだけど一応ルキーニは実在しているので、そこは譲歩することにする)
宝塚版にも海外版にも今までの東宝版にもいなかった私のトートが現れた。
エリザベートは大好きだけど、本当に熱中できるキャストで観たい。人によってベストはきっと違うだろうけど、私は私のベストが観たい。エリザに出ている人を推しに持っている人をちょっとうらやましく思った事もありました。
実は当初空きがあった城田トート回はその後どんどん売れてチケットがレア化したと、後に本人が言っていました。
私と同じように思った人がたくさんいたんだなぁと嬉しくなりました。
人生で初めて俳優の推しを持ちました。
でもそれは一つ不安もありまして、彼はもうある程度TVでの認知度があるということでした。(当時あんまりTV見てなかった私でも知ってたくらいだからな)
舞台、続ける気があるんだろうか…?
千穐楽にはロミオ&ジュリエット(2011年公演)の発表があったので胸を撫で下ろしました。
宝塚で人気を博したフレンチミュージカルの決定版です。
これを外部でやると言うのは当時でもかなりのビッグプロジェクトで仰天しました。
それでもその次は?演目が発表されるまでソワソワする日々が続きます。
2012年のエリザベートの発表があり、城田優が出ないことを知って衝撃を受けました。
でも薄々気がついていた。
つい不安を漏らしてもリア友は「若いんだし、トートを断るわけないでしょ。大丈夫だよ!」って慰めてくれたけど、インタビュー記事とかの雰囲気でそんな気がしていました。
本当は、どんなに褒められても自分で納得してなかったし、まだ向き合う自信がなかったのかなって。
しかも全ての若手舞台男優が最終目標としてあげるトートを最初にやってしまって他に何やるんだ。死ぬまでトートやるのか?
それはつまんないよな、優さん(いきなり大声)
次行こ、次!!イヤならもうやらなくていいよ!!トートやりたい人は他にもいっぱいいるんだし!!
でも城田優の本領はきっとドラマじゃなくて舞台にある。トートじゃなくてもいいからずっと舞台に出て欲しい。
そして舞台で得たものをTVに還元したらいいじゃないか。
そんな願いが通じたのか、2011に続いて2013年のロミジュリにも出てくれた。2度の経験は、確実に技術が向上したと思います。2013ロミオめっちゃ可愛かった!!(大声)18歳だった!!(その時城田優27歳)
その作品で初めて城田優を観た若い子たちもそう言ってくれたから単なる贔屓じゃないと思う!!
そして2014年のファントムは私の予想を大きく圧倒するパフォーマンスを見せてくれ、私は毎回号泣してました。
それはスケールの大きさだけではなくて「この人はこれからずっと舞台を続けるつもりなんだな」という決意のようなものを感じ取ったからです。
私の推しは、その時ミュージカル俳優になりました。
2015年満を辞して城田トート復活!!どんなにうれしかったかわかりません。それを知った時に1人でスタンディングオベーションしました。リア友も「おめでとう」ってメールくれました。
もう一度トートをやる自信というか手応えを感じているのかもしれない。そう思いました。
なんとなく優さんは基本的に同じ役を2度やらない方針を取っているように思います。確かに再演にも出ているんですが、ロミジュリは再演の時はロミオに加えてティボルトとの2役を演じ、エリザベートは2015年に新演出版に変わり、ファントムは2019はエリックに加え自ら演出まで担当しました。
再演に出るとしても、新しい挑戦が出来るものという基準で選んでるような気がします。
なんでそんな茨の道を行くんだ…ドMか。
それが最初にトートに感じた「違和感」なんじゃないかと思います。そんなミュージカル俳優見た事がない。
確かに190センチの長身でハーフの彫りの深い顔立ちは見るからに異形感ある。でもハーフの人は今までも舞台にいたし、ハーフじゃなくてもキレイな人も、もっと上手い人も山のように見てきた。
そういう見た目の問題じゃなくて、自分のやりたい事を実現する力を持ってる。
だいたいスター路線に乗る人はルートだって見えるもので「次は大体この辺が来るな」と読めるものだけど、うちに秘めた反骨精神というか頑固というか、帝劇は出ない、トートも納得しないとやらないって普通だと考えられない。帝劇ってミュージカルやる人には聖地なんだよ?出たくて出られるとこじゃないんだよ?ワガママだってハブられたりしないかヒヤヒヤしてました。そんなこと言って求めて拒否られたら盛大に傷つくガラスのハートのくせにーー!!何でそんな意地張るんだよ!!と思ったこともあります、ええ。推しなのに。
宝塚や四季出身の人たち、井上芳雄くんや山崎育三郎くんみたいに帝劇エリートじゃないかもしれないけど、それなのに優さんは着実に正統派ミュージカルスターの地位を築いてきた。
でも受けた仕事は胃に穴が空きそうになっても全力で取り組んできたことを知ってる。もしかしたら優さんもそもそもこんな茨の道を歩むつもりはなかったのかもしれない。この10年でだんだん種明かしをされてきて、過去にはルドルフもレミゼもオーディション受けて落ちてるって知りました。
受けてたんかよ!!笑笑
でもルドルフ(レミゼ)もマリウス(レミゼ)もクリス(ミス・サイゴン)も、それをやってる優さんはド素人の私でも想像できないんだ(ゴメン)
のたうちまわりながら既成概念と戦いながら新しいものを産み出そうとする優さんが好きなんですよ。
お陰様でそれまで自分で選ばないような舞台をたくさん観られたし、多分これからももう暫くは茨の道(笑)を行くんだろうなって思ってます。優さんが挑戦する姿を見て自分のささやかな試練にも「私ももう少しだけ頑張ろう」って乗り越えてこられました。もうしばらく頑張るよ。
最初にファンになった時、既にTVでも有名な人だけど「いつかミュージカル俳優としてTVでも売れて欲しい」「いつか(技術がついたら)ミュージカル俳優としてミュージカルカバーのCDを出して欲しい!!」本当に最もいいタイミングでCDも出たし、最近はミュージカル俳優とかディズニープリンスとして歌番組に呼ばれてる。いやこのCDの売れない時代に。
これからもミュージカルカバーCD出してください!
アカン書きながら泣きそうになってる笑
本当にすごい事だし、こんな事が起こるんだって何度も思ったし、お友達もたくさん出来ました。(いつもお世話になってます)
優さん、今までありがとう。これからもずっとよろしくね。
身体だけは大切にして。
そして。
新しい推しが増えて今大変なのも優さんのせいだからね笑!!!!!!←(語弊)
そんなわけでちょっと話を戻して2016年エリザベート京本大我くん(とSixTONES)編に続きます!!
4STARSとIMYのこと書けなかったのが心残りです。
いつか改めて書きたいと思います。